食べる目的もあります

食べるために使える金箔もあります

金箔は美術や工芸の目的でも利用されていますが、食べる目的もあります

お祝い事の料理で、豪華さとか華やかさを出すために使われているのに気づいたことのある人も多いでしょう。

料理の上にふりかけて使われることもあれば、日本酒などの飲み物に入れて吹雪が舞っているようにすることもできます。

これは純粋に見た目の演出のために使われるもので、栄養とか食感をよくするといった目的は全くありません。

それでも規制上はれっきとした食品添加物の扱いとなっています。

食べるのですから安全面は気になるところですが、金は反応性が非常に低いため消化されたり吸収されたりといったことが全くなく、健康面での影響はありません。

ただし実際問題としてはそこに含まれる不純物が気になります。

実は純粋な100%の金の箔というのは、あまりに柔らかすぎて加工しにくいために普通はありません。

銀のほか、美術や工芸の目的では銅やさらに別の金属も含まれていることがあります。

銀は金とほぼ同じで食べても消化や吸収されることはなく安全ですが、銅は決してそうではありませんし、他の重金属のなかには健康被害を及ぼすものもありますから注意しなければなりません。

一方で、これとは全く異なる話ですが、金の箔といっても見た目の上では確かにそのように思えたとしても、成分的には金はごくわずかであって大半はデンプン類ということもあります。

これにも同様に気を付けたほうが良いかもしれません。