あらゆる形状のものが加熱できます
シリコンラバーヒーターは柔軟性がある薄型のヒーターで、曲面などにもフィットして設置できますから、あらゆる形のものを均一に加熱できる特長があります。
標準タイプは円形・長方形などが用意され、丸・三角・台形・穴あきなどの複雑な形状でも製作でき、また厚みが1.5mmですので熱応答性に優れ、熱制御が容易という優れた特長があります。
筒型・円錐などの加熱対象品にもシリコンの柔軟性を活かしたフィット性がありますので、均一に加熱できる利点も持っています。
シリコンラバーヒーターは柔軟性があるため、どのような被加熱物にも設置できますが、近年さらに高い密着度を誇る製品が開発されました。
従来のシリコンを、ガラス繊維を含まないものにし、より柔軟性が向上、あらゆる曲面に追従して密着しますので昔より優れた熱応答性を獲得したのです。
さらに導電部に炭素繊維を採用することで、発熱線の断線トラブルも解消しています。
ストレッチタイプと呼ばれるこの製品は、三次元の曲面でも高い密着度がありますので、航空機補修時の加温や鋼材の溶接前の予熱などに活用できます。
身近なところではF1マシンやオートバイレースのタイヤの予熱にも応用できる可能性を秘めています。
この製品を製作するのは名古屋市のオーエムヒーター株式会社で、創業40周年を間近に控えたシリコンラバーヒーター専業メーカーです。
製造法に特許を持ち、この業界では第一人者ですから、加熱・予熱などに悩まれている方は相談されることをおすすめします。